citrusjewelry's diary

庶民だけどジュエリー・宝石好きなオタクの幸せについて

ココ山岡の思い出

その昔、ココ山岡という宝飾チェーン店がありました。

 

当時よくいく範囲に何店舗もあったのですが、ここは、よく通行人を「お客様~」と呼び止めて誘い込み、アンケートと称してジュエリーを選ばせて、もてない男子に将来彼女ができたら婚約指輪に作り替えればいいからと高額なダイヤモンドを買わせている評判のお店でした。

 

私も女性ですが、よく声をかけられました。近寄ったら最後と思い、無視していましたが、けっこう人通りの多いところにお店があるパターンが多く、うざかったです。

 

時々もてない男子がひっかかって、ダイヤモンドを売りつけられているのを目撃してました。

 

ここのお店は、独自の甘い鑑定で、価値の低いダイヤを高く売りつけ、5年後に同額で買い戻すからとうたっていましたが、世間が不況になるにつれ、買取が売り上げを上回り、1997年に倒産しました。

 

ローンを組んだお客に残されたのは、ごまかした甘い鑑定のダイヤモンドと、多額の負債だったという。

 

当時ニュースになり、被害者の会もできてました。

 

倒産のニュースをきいた翌日お店の前を通ったら、あとかたもなく幕でおおわれてました。従業員も当日倒産を聞かされたとニュースでいわれていました。

 

だいぶ後になって、友人のお母さまがここのダイヤモンドを買っていた話をききました。

ダイヤなのに全然光らないとお母さまは言っていたそうです。やっぱり、ダイヤモンドはよいものではなかったようです。

 

宝石が好きな人にとっては、ある意味かなり迷惑なお店だったかも。

今でもときたま思い出します。